なんてないこと
これは Kyash Advent Calendar 2025 の11日目の記事です。
またどうも。今年はアドベントカレンダーブログを2回書くことになってしまいまして、なにかこうかなぁと考えていました。 前回 はお仕事よりの話しをしたので、今回は個人的なことを書いてみようかなと思い至りました。
私は普段のお仕事では、macbook proを使わせてもらっているのですが、個人のPCはmacbookを使っていません。15年ぐらい前はWindowsを使って開発を行っていました。その頃はだいぶエンジニアとして業務をこなせるぐらいになり、自社開発を行っている会社に初転職したこともあり、気持ち的にも余裕ができてきた頃で、技術的なことに興味が向くようになってきた頃でした。色々な技術イベントに参加したりして、30歳ぐらいの頃ですかねぇ〜。
いつものようにEclipse(IntelliJだったかな?)を開いて HHKB Lite2 のキーボードをカチャカチャ叩きながらコーディングし、 Tera term を起動して、サーバーにログインして色々ログ見たり、設定ファイルを修正していたのですが、ふと、お隣のお師匠のモニターを覗くと何やら全体的に紫色のターミナルを操作していました。「なんすかそれ??」って聞いてみたら、どうも彼はWindowsに VirtualBox をインストールして、 Ubuntu Desktop を操作していたんですね。んで、Gnome terminalでサーバーにログインして作業していたんですね。それを見たとき、私は割りと衝撃をうけまして、なんでわざわざWindowsがあるのにLinux使ってますのん?なんかええことあらはりますのん?みたいに質問攻めしたのを覚えています。聞くと、彼の大学時代、研究室ではWindowsあまり触る機会がなく、自然にLinuxを扱うようになったこと、Windowsだとbashが使えないのでサーバーで作ったツールが使えないのが不便なこと、最近は支給されるPCのマシンスペックが上がって仮想環境でも十分X Window Systemが動くことなどを理由にUbuntu Desktopをメインで使っているとのことでした。Windowsで使うのはOffceソフトぐらいだから、Virtural BoxにPCのリソースをできるだけぶち込んで、快適に作業されているようでした。とはいえ、このような使い方は割りと変則的で、Windowsを消してLinuxのみで使っている人を見たことがあるけど、そういう変態的なことではないんだよ〜と優しく教えてくれました。
その頃の私はJavaのコーディングはこそそこそこできたものの、サーバーを1から立ち上げてApacheとTomcatをつなげてHAProxyでロードバランサーを設置するみたいなインフラも担当していて、その分野には疎く、彼に教えを請う機会が多くありました。もちろん、今のようにAWSやGCPなどのクラウドサービスはまだなく、必要があればデータセンターに赴いてラックの設置などもやっていました。そこそこコーディングはできると自信はあったのですが、彼のそれは段違い(大学院でJVMの研究をやってたので当たり前)だったし、サーバーアプリケーションがどのような仕組みで動いているのかをはっきり理解していたので、自分の不勉強さをしみじみと感じていました。そういう経緯もあり、彼の真似をすることにして、私もVirtual BoxにUbuntu Desktopを入れて普段使いするようになりました。
とはいえ、はじめから不便なく使えたわけではなく、様々な問題にぶち当たって色々調べながら教えてもらいながらですが。その頃は多分Ubuntu 12.04 LTSとかを使っていたんじゃないかな。Ubuntu Unityが話題となっていたことを記憶しています。当時から英字キーボードを使っていたのはあまり良くなかったかもしれないですね。OSは日本設定なのにキーボードはUSってあんまり情報がなかったんですよね。しかも仮想環境上の話しなので。そうやって不便だなって思いながらUbuntuを使っていて、それでもそろそろ使い慣れてきた頃、巷ではmacOSが流行していました。どうも今までのCPUではなく、Intel製のCPUにmacOSが乗っているものらしく、Web系の人はこぞって使っていたのを思い出します。私はまぁ、普通に使いやすいと感じていたUbuntuを使い続けていたのですが、流行に敏感なお年頃ですからね。mac使いたくなります。その頃のPMにお願いして、macbook airを支給してもらうように手配してもらいました。これが私のmac業務利用デビューでした。10年ぐらい前の話ですかね。33歳頃?
それまでは自宅で中古で手に入れたThinkpad X201を使っていたのですが、清水の舞台から飛び降りる覚悟で新品のmacbook air 11を購入し、個人PCもmacになりました。macは使いやすく、その後10年ほどmacを使い続けました。そして今です。仕事でも個人でもmacを使っていて、なんだか面白くないなぁと不思議と考え始めました。あの頃、死ぬ気で買ったmacbook air 11ちゃんは大きさといい軽さといい、お気に入りだったのですが、今やだいぶ前にOSの脚切りに合い、えーPC買い替える〜?みたいな葛藤を3年ぐらい思い悩んでいました。 近頃はiOSアプリやUnityゲームの開発もご無沙汰だし、家でやることといえばネットサーフィンかラズパイいじるぐらい。お家k8sとかもやりたいしなぁ。多分macじゃなくても困らないんだよね。高いし。11インチないし。
生活環境も変わったので、自分の趣味に何十万もかけたくない。とはいえ、サポート切れたPC使い続けるのもどうかと思い、はじめは手持ちのmacbook airをどうにかして使い続ける方法はないか模索しました。11インチという、今ではもはや手に入らない機械ですが、私にとっては自宅で作業するには今でもベストな機械です。アルミニウム製のせいか、大きさのわりに少々重いのが玉に瑕で、すでに充電器であるMagSafe2は断線してしまって前のPCで使っていたものに変換コネクタを挟んでギリギリ充電している状態ですが、それでも手放すには惜しい機械です。初めて買った新品の製品で、USキーボードにカスタマイズしたものなので、思い入れが思った以上にあるんでしょうね。色々調べてChromeOS Flexを知ります。ChromeOS Flexは起動時間が短く、体験がとても良かったのですが、ネットブラウジングしかできませんでした。ちょっとコード書きたいんだけどなと思ったときに不便に感じ、それなら昔使っていたUbuntuを入れてみようと思い、今度はUbuntuをインストールしてみました。これがなかなか使いやすく、僕のmacbook airちゃんでも軽快に動きます。GNOME Terminalも十分動くし、snapから色々アプリをインストールでき、普段使いにはとても重宝しました。ちょっと前と比べたら全然使いやすいOSになっていて、びっくりしました。
でもですね。でもなぜでしょう。。アルミ製のmacの機械にLinuxがある不自然さ。言うなれば、 マイセン のような高級なお皿に豆腐のみがのせられている不自然さとでもいうのでしょうか。いや、冷奴大好きなんですが、なんでしょうね。なんか不自然さを感じてしまったのです。起動時にちょっとだけ出るログも、macには似合いませんでした。でも、Ubuntuのデスクトップ環境はリッチで使いやすく、JetBrains製品やUnity、Dockerも快適に使えます。なんだろうな。これはもう、Certificated Thinkpad変えってことかなと感じる心を禁じえませんでした。
ということで、ThinkPad X1 Carbon gen 8をメルカリで買いました。5万5千円ぐらいだったかしら。i7が搭載されていて、16GBのRAMが刺さっています。この子を気に入ったポイントは、WQHD液晶だった点です。今までRetinaディスプレイではないものの、きれいなデスクトップ環境であるmacbook airを使っていて、Ubuntuを久々に触ったときに感じたリッチなデスクトップなら、きれいなディスプレイが搭載されているもののほうが満足度が高いのではないか、高解像度でUbuntuを表示させたかった感じですね。512GBのSSDは少し物足りなかったので、それもメルカリでSamsungの1TBのSSDを7千円ぐらいで買ってトータル6万円ぐらいですかね。思った以上に満足しています。今なら初めっから買っておけばよかったと感じていますが、筐体はボロボロでもいいけど、値段が手頃(MAX6万ぐらいかなー。8万円は出したくない)でそれなりに新し目のThinkPadを探すのに時間がかかってしまいました。
で、新たな相棒であるThinkPad X1 Carbonを快適に使っていたのですが、どうもキーボードがおかしい。 sudo apt update を実行して正しいパスワードを入力しても間違えていますとなります。パスワードは確かにあっているはずですが、どうしてもうまくいきません。ブラウザで症状を検索しようにも、テキストエリアにキーボード入力しようとしたところ、一文字入力直後に全角半角が高速で切り替わり、正しく文字を打てないことに気が付きました。OSにログインするときはそんなことないので、はじめはPCは悪くなく、Ubuntuが変になっちゃっているのかなと考え、ChatGPTに聞いてOSを再インストールしたり、IBusを再起動するスクリプトを用意したり裏蓋開けて掃除したりしましたが、どうしても治りませんでした。うーん、これは困ったと思ったのですが、中古で購入したのでLenovoサポートも切れてるしなぁ。そこでThinkPad専門の修理屋さんに症状を聞いてもらおうと思い電話したところ、その症状ならキーボード交換したらたいてい治るとのことでした。そのままの日本語キーボード交換なら3万円弱、英語のキーボード交換することも可能だけど、部品がないから倍ぐらいの値段になると。
この頃になると、薄々キーボード交換したら治るのかなって正直思っていて、キーボード交換するなら英語キーボードに変えたいなと思っていました。ただ、薄いThinkPad X1 Carbonのキーボード交換する自信はなく、多少お金がかかっても交換作業は業者の方にお願いしようと考えていたのですが、倍かぁ〜。その金額は多分このPCを買ったときの値段に勝るとも劣らない値段よ。ということを、ChatGPTに相談したらThinkPadはマニュアルが充実しているし、キーボードを交換してる動画や記事もあるし、できるんちゃう?やってみたら?みたいに推してきます。なら肝心のキーボード部品あるのかしらと思って調べてみたのですが、eBuyで$80ぐらいでありました。eBuyで商品を購入するのが初めてだったので、またまたChatGPTに相談したところ、eBuyは購入者の評価をよく見たほうがいい、少なくとも好評価4以上ついてたほうがええし、ネガティブなコメントがついてない出品者のほうがええでって言われました。私が探した商品は好評価であるものの、ネガティブなコメントも若干あったようで、ThinkPartsっていうわりと信用できるショップもあるでって教えてくれました。
$80は格安だったものの、交換してうまくいかなかったら立ち直れないかも・・・。eBuyでやり取りするのも初めてだし、悩んだ末にThinkPartsさんで$120ほどで英語キーボード交換パーツを購入しました。これで結局、ThinkPadにかけたお金が9万円ほどになってしまいました。当初の予定の予算では6万円程度だったので、オーバーしてしまいましたが、これ、実は1年半ぐらい悩んで試行錯誤してそれでも治らなくて悩み抜いた挙げ句にやっと年末に出した結論でした。(ThinkPadを買おうと決めるまでも2年ぐらいかかってる)交換作業はそれなりにドキドキしましたが、なんとか交換することができて良かったです。かれこれ15年近く英語キーボードを使っているので、 @ の位置が2の上じゃないと困るし、 [ と ] が横並びになっていないと打ち間違える確率がかなり高いんですよね。
1点困ったことは、私が購入したパーツは部品番号(FRU)はあっているのですが、WWAN版のもので互換性が少々異なるようで、裏蓋を閉めたときに蓋がうきました。それ以外、指紋認証パーツやマザーボード、ディスプレイパーツはバッチリ合ったので、薄くて軽くてスマートなThinkPadの外観を損なってしまっているように見えました。隙間を見たり、既存のキーボードパーツと見比べてみると、マザーボードを固定させるための突起が新しいパーツでは少々長く、その突起が裏蓋に干渉して浮かせているようでした。これをニッパーで切断してヤスリで整えたら裏蓋がちゃんと閉まったので、OKとします。
ということで、私のパソコン事情を書いてみました。ものすごい個人的な営みだし、誰の役にも立たない内容になってしまって少々恥ずかしいです。ただ、私個人としては、1つのパソコンで1年以上遊んでいて、とっても楽しいです。昔、無いお金をなんとか捻出してApple Storeでカスタマイズして買ったmacbook air 11もだいぶお気に入りなのですが、今回久々に手に入れたThinkPadもかなり気に入っています。手をかけられる子なので、またなにか不具合が起きることに若干期待してしまっている自分がいるのが不思議です。なお、お気に入りのmacbook air 11ですが、OpenCore Legacy Pacherというツールを使ってSonomaが動いています。やっぱmacの機械にはmacOSが動いているのがふさわしいですね。
以上です。特にこれといって得する情報はなかったですが、多分、私はプログラミングが好きなんだけど、プログラミング以上にパソコンが好きなんだろうな〜っていうことが分かったような気がします。来年はなにしようかな〜。Kubernetesの本が気になってるんで、ラズパイ買ってクラスタ組んで遊びたいな。
Amazon.co.jp明日の投稿もぜひお楽しみに。バイバーイ。

